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読書感想文『魚cry』

画像は全てAmazonなか見検索からお借りしています。

大自然を扱ったマンガで、過去読んだ作品の中で最もドラマティックで壮大だったのが『魚cry』です。
初めて読んだのは高校生頃だったでしょうか…今見返すと、原作が小池一夫先生だったのですね。言われてみれば『ン』が使われていて、なぜ『ン』だと読みやすいんだろうと不思議に思ってました。

実在の人物、魚井一生氏の経験をベースに、小池一夫先生によるトドハンター『魚 一生』の波乱万丈の大自然ドラマが、片山誠先生によりマンガとしてダイナミックに描かれています。

東北のトドハンターの魚一生が、生き物や自然を相手に、世界の至る所で生死をかけた人生を送ります。
このマンガほど、熊が怖くて、寒さが怖くて、海が怖いと思った作品はありません…。自然とはかくも人間には厳しいものだと感じます。

自然を相手に駆け引きなしで生きる魚一生は、自然相手なら死んでも仕方ない、と悟りというか自然に身をまかすというか、そういう真っ直ぐさが気持ちいい性格です。同時にそれがいろんな登場人物、女性を引きつけてます。

こちらのページをご覧いただくと、このマンガの根底というか、ルールが分かると思います。
まさに『自然のために』を貫く魚一生です。食べるために命をもらう、でも自分が食べる以上の殺生はしない、無駄に命を奪うくらいなら餓死しても仕方ない…という、とても芯が通ったキャラです。実際の魚井氏もきっとそういうお考えだったのでしょう。

この作品では、ヒロインがいます。片山誠先生の描く女性キャラは可愛くて愛嬌があります。青年漫画っぽく太い線でキリッとした顔立ちももちろん多いですが、そういうキャラがちょっと笑うシーンなど、片山誠先生は女性の可愛い顔を描くのがうまいな〜と思います。
そして年配を描くのも流石にうまく、外国人が多く出るこの作品でうまく人種を書き分けられていて、特にイヌイットの人物や生活風景は唸るばかりです。

そしてこのマンガで最もドラマティックなシーン、これほど『愛』という言葉にゾクゾクきたことはありません
『自然に飛び込む』主人公の愛のドラマ、是非読んでいただきたいところです。

作者:松本餅子
4コママンガ中心に、1ページ~4ページまでの企業向けのマンガを制作しています。
マンガとして誰にでも読んでもらえることを目指し、説明や文字に埋もれないマンガになるように気をつけております。
本業はweb制作、wordpressカスタマイズなどでフリーランスとして活動中です。