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読書感想文『ガードドッグ』

画像は全てKindleからお借りしています。

学生の頃読んで、かっこいい!と思ってずっと頭から離れない『ガードドッグ』。浅倉涼先生原作、くつぎけんいち先生作画の青年マンガです。
警備会社の社長…という建前でボディーガードをするヤクザの豪徳寺。彼がいろんな女性を守り、心が惹かれあっていくという1巻1ストーリーくらいのマンガです。全10巻。

組長が捕まって集英組は自分一人だけになってしまった…ので警備会社の社長として組を守っている主人公の豪徳寺が、いろんな事件に巻き込まれながら女性を守るために身を挺して奮闘します。
豪徳寺はとにかく頑丈が売りで、あまりバトルマンガでは見かけない気がしますが、パワータイプの技や打たれ強さで敵を倒していきます。が、ヤクザだからかハンドガンはもちろん、ショットガンやグレネードも持ち出してきます。
パワータイプなのでゴリ押しの戦術…かと思いきや、戦い慣れているのかトリッキーな戦い方をしたり、単に武闘派とは言い切れない豪快な戦い方にはスッキリします。

割と命に関わるようなピンチに陥ります。それも女性を守るため。
別に本気でやっているわけではなかったボディーガードですが、元々人情深い性格の豪徳寺は文字通り命をかけて守ってしまいます。
で、毎回登場する女性が魅力的で可愛いし性格がいいし、豪徳寺が惚れてしまうのも仕方ないところです。

ですが、そんな豪徳寺を本当に見ている人は…。読み進めていると、爽快だった中に少し心残りができてしまうところも。
今思いましたが、大人版シティーハンターみたいですね。冴羽遼みたいに圧倒的な戦闘能力はないのでいつも重体ですが。
コメディ要素も多くて豪徳寺はとても人懐っこい感じがするキャラですが、いざというときには怒りモードになって超怖い雰囲気になります。そのギャップもいいです。

この作品は、最初見たとき『とにかくかっこいい』と感じました。
ストーリータイトルもかっこいい言い回しですし(元ネタがありそうですが)、くつぎけんいち先生のベタ多めのタッチがかっこいい。非常に画力のある先生で、油絵やパステル画などものすごくお得意なのでしょうが、マンガではベタを効果的に使ってバッサリクッキリしたタッチにされています。このベタの使い方、カッコ良すぎて真似しようとしてもちろんできませんでした。

そしてくつぎけんいち先生は3Dバーチャルアイドルの金字塔『テライユキ』を作り出した方でもあります。3DCGもできるなんてすごい!
今では当たり前に人物モデリングを目にしますが、3DCGが個人で制作可能になった頃、圧倒的なクオリティで女性キャラを作り、3DCGを学ぼうとしている人たちは多くがテライユキを目指していたのではないでしょうか。
シェーディングは当たり前ですが時代を感じますが、そのモデリングなどは今見てもかなりのクオリティだと思います。しかもポリゴンじゃなくて自由曲面なのではないでしょうか。

そしてガードドッグと同じくおすすめのくつぎけんいち先生短編集『Libido』。実はこのLibidoのヒロインがテライユキ。
読後、少し心に引っかかりができるようなストーリーですが、ガードドッグの次にはこちらもどうぞ。

作者:松本餅子
4コママンガ中心に、1ページ~4ページまでの企業向けのマンガを制作しています。
マンガとして誰にでも読んでもらえることを目指し、説明や文字に埋もれないマンガになるように気をつけております。
本業はweb制作、wordpressカスタマイズなどでフリーランスとして活動中です。