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読書感想文『GOD SAVE THE すげこまくん!』

画像はAmazonなかみ検索からお借りしています。

好きなギャグ漫画を3本挙げよ、と言われたら、1本は『GOD SAVE THE すげこまくん!』枠になると思います。
永野のりこ先生のショートギャグ漫画で、一言で言うと『妄想系厨二科学者あるあるマンガ』でしょうか(?)としか言いようがないのですが、とにかくカオスなマンガです。

主人公のすげこまくん始め、登場キャラ全てに『クセ』がある、とてもアクの強いマンガで、少しでも共感できるところがあれば、きっとハマるでしょう。
マッドサイエンティストを気取るも担任に惚れている厨二病男子生徒のすげこま、そのすげこまを永遠のライバルと思っている正義のヒーローのつもりのお嬢様、そのお嬢様に惚れているため部下の戦闘員を演じる根暗、自称宇宙人を母親にもつ時々巨大化する委員長藤枝、虫マニア、そして彼らに手を焼く担任の教師はポエマー。
ちょっと羅列するだけで非常に濃いメンツです。

とにかくキャラが立っていて、どのキャラに焦点を当てても、厨二病あるあるでうあああああ!となる、痛し痒しな内容です。
これだけキャラが確立しているため、このキャラのことをもっと見たい!このキャラとこのキャラはどうなるんだろう!?と、ストーリーではなくキャラを見たくて読んでしまいます。

作者の永野先生自体が、このマンガの用語を使わせていただくと、『ちょっとアレ』で、『あっち側』だったりされるとのことで、もしかしたら永野先生ご自身の体験がベースになっているのかもしれませんが、これほどキャラを設定して、ネタを細かく散りばめて、『わかる人には分かるギリギリのアレな感じ』を攻めてるのは、非常に計算されている設計だと感じます。
授業中にノートに落書きしている内容なども、隙を見せないネタが仕込まれていたりします。

近年まで、すげこまくんの問題として、単行本が売っていないと言う致命的な障害がありました。私も7巻がいつまでも見つからず、10年以上探してようやく全巻揃えられました。ネット通販でも微妙に出回ってなかったりしました。
しかし、今はkindleで読めるのでいい時代になったと思います。

ドタバタ、大はしゃぎ、厨二、悪ノリ、そしてそれが急に冷めて不仲になったり、なんか人生の縮図…と言うと言い過ぎかもしれませんが、厨二キャラにニヤニヤしながらも、ちょっと痛い(本当に痛い)内容とかもあり、たまに心を抉ってくる、油断ならないマンガです。
実家に全巻ありますが、このご紹介を期にKindle版で買い直そうと思いました。

このマンガを真似して会話に代名詞を多用するようになったのも厨二病なのかも…。

作者:松本餅子
4コママンガ中心に、1ページ~4ページまでの企業向けのマンガを制作しています。
マンガとして誰にでも読んでもらえることを目指し、説明や文字に埋もれないマンガになるように気をつけております。
本業はweb制作、wordpressカスタマイズなどでフリーランスとして活動中です。