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第8話:人の気配を出してこそ

今回のコラムは、ホームページをはじめとして広告・広報物に人の気配を出すことの重要性について書きました。人はだれしも自分自身に一番興味があります。中でも自分の顔には敏感です。

皆さんもご経験ないでしょうか?同級生らと写った写真で自分自身の顔を真っ先に探したことが。それほど人は自分の顔というものに意識を向けているのです。

画像情報は文字情報の7倍

人は自分の顔にもっとも関心があることは当然のことですが、他人の顔にも興味を持ちます。それはなぜか?人の存在を識別するうえでもっとも手っ取り早い手段が「顔」そのものだからです。新聞やテレビなどを見ていて

「あ、●●さんだ!」

と認識し、その情報をじっくり見るという行動をします。それだけ顔、つまり画像情報に関心があり、物事を一瞬で見分けられる力があるのです。「絵の情報量は文字情報の7倍になる」。これはこれまでのコラムでも再三触れました。

より多くの文字情報を読むより、写真1枚を見た方がわかりやすいのです。現代、私たちが受け取る情報量は20~30年前と比べて10倍以上に、一方、情報処理能力はわずか10%しか向上していないというデータもあるほどです。

こうなれば、ますます短時間で情報を伝える必要性が高まってきます。そこで有効になるのが「画像情報・絵」なのです。

顔は安心感を与える

今回のコラムでは、同じ画像情報でも「顔」に絞って考察してみました。

もし、皆さんが見たホームページが文字だらけだったとしたら読む気がするでしょうか?また、仮に写真があったとしても無機質な建物の写真や、人物の顔も記念写真的なものばかりだった時に皆さんはどんな印象を持たれるでしょう。

「何だか殺風景だな」

「ここのスタッフは冷たい感じがするな」

という感じをおそらく持たれるでしょう。それほど人の顔が人の心理に与える影響は大きいのです。その観点から私はホームページやチラシなどの広報物に写真、かつ顔写真を多用することをおススメしています。

 

喜んで社員が登場するかは社風と関係する

私がこれまでお手伝いをしてきた中で、ホームページなどに社員が登場したがらない企業に出会うことが度々ありました。ホームページを作る意義やメリットを十分にご説明してもなかなか納得いただけない。返ってくる言葉が

「恥ずかしい」

「自分の素性がネット上で知られることが怖い」

といったものです。

「責任ある立場の方ですから所属と名前だけでも…」

と説得しても了解いただけないことが何回かありました。もちろん、こちらの事前の根回しが不足していたことは否めませんが、その抵抗にどうしたものか途方に暮れたことを覚えています。

一方、実に協力的でスムーズに事が運んだケースもあります。この極端な事例をなぜそのようになってしまったのか考えてみました。するとそこには経営者と社員との間に「価値観の共有」「経営理念・方針の浸透」が図られていないのでは?という結論に至りました。

ホームページは、対外的に良いイメージを構築していくという側面を持っています。このホームページを通じて良い印象を持たれることによって、それが回りまわってスタッフ自らにも利益をもたらしてくれるわけです。

このことを当初から理解してくれる風土がもともと形成されている職場は、トップの意向を汲んでくれやすいのです。

また、似顔絵もいいですね。より親しみを増すためにも似顔絵は有効です。写真と似顔絵の違いは似顔絵の方が個性を強調できる点です。但し、写真で行くか、似顔絵で行くか、業種や使用するツール、あるいは予算等によっても異なるので一概には言えませんが、いずれにしても文字情報のみでは伝わりにくいことは確かです。

似顔絵を一人歩きのツールに仕立て上げる方法もありますが、これは次の機会に譲ります。

写真と文章の絶妙なバランス

ここまで画像・絵の重要性について述べてきました。では、広告・広報ツールは写真などの画像情報だけでいいのでしょうか?もちろん、そうではありませんね。画像情報と・文字情報の組み合わせが大切になってきます。役割として

興味を引く段階 → 画像

説得の段階 → 文章

大きく分けてこのような組み合わせになります。もちろん、すべてではありません。美味しいケーキなどはそれこそ写真だけで「食べたい!」につながるわけですから。しかし、ここにも必ずと言っていいほど文章が必要です。つまり、どういうこだわりをもって生まれてきたケーキなのか、作り手はどんな苦労をしているのか、どんな人生を歩んできたのかなど、写真・画像のその背後にある「物語」もモノを言います。

結局は写真・画像と文章の絶妙なバランスが要求されるということです。魅力的な写真と、人の心を揺さぶる生きた文章との組み合わせで

「人の気配を存分に感じてもらう」

ことが可能になります。このことがこれからの広告・広報物づくりに求められてくるでしょう。あなたの会社ではすべての情報発信ツールに写真・文章に手を抜くことなく、全身全霊を傾けて作っておられるでしょうか?一担当者任せなどにしてはおられないでしょうか?

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