目立つ!おもしろい!わかりやすい!の三拍子そろったマンガツール。では具体的にどんな企業がどんな場面で使うと効果的なのでしょう。(マンガの特徴についてはこちらのページ)
とかく文字がやたらと多い文書はなかなか読んでもらえません。特に電化製品、OA機器などの説明書を前にハタと困った方が多いのではないでしょうか。途中まで読んだものの、結局読むのをあきらめたという経験をお持ちの方も多いと思います。とにかく文字だけが続くと人間飽きが来てしまう、疲れてしまうのです。 その点、マンガなら読み手のペースに合わせてストーリーが展開していくので興味が長続きするのです。そして最後まで読んでしまった…につながるのです。
応募を思い立った時、人は必ずと言っていいほどホームページで情報を検索します。そんな時、HPが固い表現で写真も暗く、笑顔のない無味乾燥なページだったらいっぺんに興味が薄れてしまいます。 そんな時に、マンガで会社の歴史や取扱商品の紹介などがされていると、興味が湧いてきます。「面白そうな会社だ」と。
また、採用後に会社の方針やビジョンなどを、マンガを通して伝えることでとても理解が早まります。と同時に帰属意識を向上させることが可能になります。
歴史の古い会社ならなおのこと、創業時の苦労、商品の開発秘話などを現在の社員に伝えるのは難しいものです。こんな時、マンガを使って創業者がどういう思いで起業したのか、どんな苦労があったのか、を物語として伝えることで、会社への愛着が湧きます。
「事実は小説より奇なり」
作り話ではない実話こそが人の心を動かすのです。
現代はあまりにも情報が溢れすぎているために、消費者の企業・商品を見る目がどんどん厳しくなっています。そんな時に営業マンがいきなり説明をはじめたのでは相手はどんどん引いてしまうばかりです。 今、企業が届けるべきは商品やサービスの特徴をプッシュするのではなく、顧客の悩みやニーズを徹底して聴くことにあります。そんな時にマンガの登場人物に顧客側の思いを代弁させることで、読み手が共感してくれます。
行政機関には長期、中期、短期にわたって様々な施策や計画を住民に伝える必要があります。しかし、住民は自分自身に関係ないものにはなかなか関心を寄せてくれません。その結果、実行の段階になって「聞いてなかった」「説明不足だ」という批判が巻き起こるのです。結局、事前に広報は行ったのに住民が気付いていなかったのです。 こういうときにマンガは活躍します。マンガには「気づかせる」「関心を持ってもらえる」効果があります。住民にとってのメリット、デメリットや計画の進行をわかりやすく表現することで共有を図ることが可能になります。
行政マンのやりがいは何と言っても「地域に尽くす尊い仕事であること」を実感できたときでしょう。公正公平たる行政マンのあるべき姿、心構えを、マンガを通して伝えることで理解が早まります。
どの自治体でも観光地や特産品のPRと称してパンフレットや動画を制作しておられます。しかし、下手すると他の自治体との違いを見出しにくく埋もれてしまう可能性があります。このような時にマンガを活用してみてはいかがでしょうか。
マンガの特徴は、登場人物に感情表現をさせることができます。つまり、「美味しかった」「驚いた」「感動した」という感情を読み手自身に疑似体験してもらうことが可能になるのです。