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漫画化家道コラム
漫画化家は見た!シリーズ⑨

ある理容店の駐車場に立っていた看板。店主の心意気、お客を思う気持ちが現れる看板です。

看板を「●●理容店駐車場」とありきたりの表現で書くのと、ちょっと気の利いた表現にするのと制作費は変わりません。(誰かに企画を考えてもらえば企画料が発生しますが…)でも、自分の頭で考えれば「タダ」。

この店主は「散髪」をただ髪を切る行為とは捉えていません。

「散髪=イメージチェンジ」

なのです。この出発点が大事なのです。

おそらくこの店主はお客様のトータルコーディネートまで想いを馳せることのできる人かもしれません。イメージチェンジとは、まさに髪だけではなく服装、振る舞いまで関係してきます。このようなホンの些細な努力をするだけでお客さまや周囲の人にいい印象を与えることができます。人を愉しませる、喜ばせることが結果として事業に跳ね返ってくる。このことは疑いようがないでしょう。

また、世間で言うアイデアマンも決してアイデアがポンポン出ているわけではないでしょう。常に「ああでもない、こうでもない」と意識をそこに向けているから出てくるのであって、突然ひらめくことはありません。

仮に出てきたとしても、その前段階で幾日も幾日も寝かせておいたものが、その日に突然出てくるというわけです。この面白いこと、喜ばせることはこれからの時代の必須条件となってきます。なぜならモノがあふれて、商品自体で差別化しにくい時代になっています。こういう時代は、機能ではなくて、その商品やサービスがもたらす付加価値で勝負が決まっていくケースが多いです。

必要は発明の母

ともいいます。どうしても欲しいと思ったから、必要に迫られたからアイデアが生まれた…。これが真実でしょう。皆さんは、日頃からおもしろいことに神経を注いでらっしゃいますか?そして、そんな雰囲気を社内で作っていらっしゃいますか?

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なんでもマンガにする専門家。
世の中にたくさんあるプロフェッショナル、芸術家、格闘家、美食家…そして私は『漫画化』のプロの『漫画化家』
分かりにくい、伝わりにくい事をマンガにしていきます。
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