今回の漫画化家は見た!シリーズ、写真は新潟まんが事業協同組合さん(略称がたまん)のFBページからお借りしています。
新潟はマンガ文化がとても隆盛な土地柄で、日本でも有数の活動をしておられるところです。マンガ・アニメ情報館、マンガの家、にいがたマンガ大賞、アニメ専門学校、韓国の漫画家らとの交流、そしてプロの漫画家が結成した事業協同組合など、その活動ぶりには目を見張るものがあります。
何でも有名な漫画家をかなり輩出しておられる県だとか…。さらに、「にいがたマンガ大賞」は新潟市が主催者となっています。サブカル文化に力を入れておられる地域として私たちも参考にさせていただいております。
今回の写真は、NTT東日本とマンガ・アニメ専門学校がタッグを組み発行されたタウンページです。タウンページと言えば最近では、ネット社会の浸透によりその存在自体の意義が問われている状況です。
そもそも、タウンページは「電話帳」としての機能が主でした。しかし、こうした街の話題や社会の関心事を盛り込むことで新たな価値観を提供することにつながります。「タウンページ=電話帳」という固定観念をひっくり返すアイデアで無用の長物となりかねなかったタウンページを生き返らせる…。
ひるがえって、私たちの周りにもこうした事例はないでしょうか?時代の流れとともにその役割を終えてしまいそうなコンテンツ。その切り口を変えることで生き残ることが可能となります。このタウンページも紙ベースの情報とネット情報を組み合わせ、ネット独自のコンテンツに誘導し、読者の趣味や関心事などのデータ形成を図るといった連動が図れます。アナログとデジタルの融合が活発になっている今こそ、こうしたアイデアの発掘に努めたいものです。