今回の漫画化家は見た!シリーズは「笑うメディア・クレイジー」さんからお借りした画像です。
https://curazy.com/
ご近所さんのサイズを知り尽くしている男。婦人服・肌着 ●●商店
大阪の下町商店街が作ったポスターの一つですが、さすが浪花の真骨頂発揮ですね。約3年前に発行され、マスコミの話題に上ったばかりかWeb上でもかなり反響を呼んだようです。
このポスターは、年齢を重ねるにつれカラダも太り気味でお腹もだぶつき、今まで履けていた下着が合わなくなってきた・・・でも一つ下のサイズを買うという女性の「虚栄心」「かすかな抵抗」を逆手に取った表現です。私も思わず膝を叩いて笑ってしまいました。
パロディにはやはり力があります。悲しい場面(例えば人の病気や死、倒産、子どものいじめ、虐待など)においては人はほぼ涙をこぼしますが、こと笑いについては等しく笑えません。これまでその人が歩んできた道、経験したことに大きく左右されるのです。
“シルバー川柳”が顕著ですね。
「お辞儀して共によろけるクラス会」
これで笑えるのは同じ体験や、同じ境遇にある人だけです。若者なら
「何言ってんの?」
でおしまい。しかし、笑いには力があります。笑いを含んだ表現は注目されやすい、つまり見た人に考えさせる効果を持っているのです。真面目過ぎる、当たり前の優等生的な表現は「素通り」されてしまうのです。そこには「自らの頭で考える」というプロセスがないから…
情報が溢れすぎた現代においては、ちょっとだけでもいいから足を止めて欲しい、そのために「笑い」は有効なのです。
皆さんの企業では、こうした笑いのセンス、要素を様々な場面に取り入れておられるでしょうか?
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