近くの駐車場に掲げられた看板です。市の中心部であり、周りには飲食店も多数あることから苦肉の策としてこのような内容になったのでしょう。
イラスト、デザイン自体のクォリティとしては今一つの感もありますが、神社の鳥居を取り入れた点は評価できます。人間は、神聖な場所、霊験あらたかな場所に対しては畏怖の念を抱いています。その点をうまく突いたと言えるでしょう。たぶんいくらか立小便をする人が減る効果は見込めるでしょう。
しかし、これにもう少し別な視点を加えてはいかがでしょう。この看板は相手に<u>「恐怖心」を与えることに焦点</u>が当てられています。しかし、恐怖心だけに訴えると反発したくなるのも人間の心情です。ここに例の「面白い」の発想を取り入れるのです。面白いの根底には
が必要です。では、本人のメリットとは何か?
の表示です。これなら自尊心を傷付けることなく解決に向かわせることが可能になります。人間には、ありきたりのこと、当たり前すぎることには反応しない側面があります。関係ないと思っているのです。ですから自分に関係あると思わせる表現に変えるのです。たった一つの看板でさえ、このような工夫を凝らすだけで世の中が明るくなるものです。
皆さんは看板ひとつにどのような工夫を凝らしておられるでしょうか?