プレッシャーや困難を楽しく乗り切る方法、人の注目を集める手法の一つに「ユーモア」「ギャップの利用」があります。人間とかく真っ正直な表現にはなかなか反応してくれません。そこでこのギャップを活かします。(もちろん根底に真っ正直な姿勢があってのことですが)
まず、はじめは兵庫県姫路市の例です。
※画像は姫路市のホームページより引用しております。
https://www.city.himeji.lg.jp/bousai/0000000297.html
兵庫県姫路市が舞台の怪談『播州皿屋敷』をモチーフにしたポスターです。あの皿が「いちま~い、にま~い」とやるやつですね。地元に伝わる怪談をモノの見事に取り込んだ「食品ロス低減活動」の一環で作られたものです。
“食品ロス”もったいない運動推進店登録制度や『宴会などにおける30・10(さんまるいちまる)運動』それにフードバンク活動をするNPOとの協働活動なども展開しています。こうした取り組みはともすれば行政の一方通行になりがちですが、漫画を挟んでアピールをすることで第一段階の興味を持ってもらう、注目してもらうことが可能となります。
さて、お次は「江戸城無血開城」を舞台としたイベントの秀逸企画です。
こちらの画像は東京都大田区商店街さんのページからお借りしております。
https://otakushoren.com/meiji150/
鹿児島では大人の男性を「どん」と呼びますが、由来は●●殿からきています。これをもじったパロディですが、江戸無血開城の舞台となった大田区で勝海舟と西郷隆盛を並び立てて「丼物」対決をしております。こうしたユニークなイベントに人は心惹かれます。
このVS方式は数多く誕生しましたが、枯れることなく今でも定番の企画となっています。うどんVSそば、新幹線VS飛行機、山VS海、アウトドアVSインドア、事例は山ほどあります。こうした対比形式がもてはやされるのは何故でしょう。それは、
つまり、勝ち負けにこだわるという側面が人間にはあるからです。皆さんの会社でもこのVS方式をうまく取り入れる要素がきっとあるはずです。探してみてください。