今回は折り込み広告の表現について解説する「チラシクリニック」です。
取り上げる材料は、四国のオリーブオイル通販のチラシです。
以前から、小豆島のオリーブオイルはブランド化され高い知名度を誇っています。
鹿児島県内の自治体でもこのオリーブオイルを売り出そうと複数の自治体が取り組んでいますが、そのブランド化はもう少し先になりそうな雰囲気。
聞くところによると、オリーブの木の栽培は意外と難しいのだとか…。農業に縁のない私はその深い部分についてはまったく知識を持ち合わせておりませんが、このチラシには何となく共感を覚えます。なぜか?
画面いっぱいに恐らくスタッフでしょうが「笑顔」がふんだんに表現されています。この笑顔の写真は非常に大きなポイントです。
そもそも人間は「笑顔」に引き付けられる生き物なのです。
この笑顔で思い出すのは様々なホームページにおける企業紹介のページです。会社の代表たる社長の写真をはじめ、自分たちで撮影したスナップ写真を使っているところが多いです。しかも、真面目な硬い表情のまま、です。
これはリクルートの面で大きなマイナスです。その企業に就職しようと思う人は必ずと言っていいほどホームページを確認しにやってきます。誰だって失敗したくないのです。
「どんなことをやっている会社か」
「どんな社員がいるのか、社長はどんな人か」
事前にこれを知りたいのです。人間、失敗を極端に恐れる側面があります。安心したいのです。その時にHPに写っている社長や社員の表情が暗かったら思わず躊躇するかもしれません。
そのような観点から見た場合、このチラシに登場するスタッフの笑顔あふれる写真から
「きっといい人たちが大事にオリーブを育てているのだろうなぁ」
を感じられるわけです。どうせ買うならこんな良い感じの会社から
そうした気持ちを抱かせるチラシになっています。ポイントは
です。皆さんもこのことに気を配りHPなども今一度点検してみてはいかがでしょうか?