マンガプロジェクト鹿児島とは『マンガの広告』を制作する鹿児島のNPO法人です。

人の印象に残る表現方法テクニックの一つに

対比（ＶＳ）法

があります。大と小、右と左、上と下、高と低、男と女、若者と年寄り、金持ちと貧乏、せっかちとのんびりetc.

私もよくこの手法を使います。「年収は低いけれど血圧は高いんですよ」「企業規模は小さいけど夢は大きいんですよ」という具合に。たいていの方はここで笑ってくれますね。

およそ世の中のすべてがこの対比関係から成り立っているといっても過言ではありません。（もちろん中間もありますが、それだってあえて分けようと思えば分けられます。）

このごく当たり前すぎる対比を広告やプレゼンテーション、スピーチ、コミュニケーション活動に取り入れていくのです。その観点で面白いのが今回の事例。

「１８」と「８１」という数字を面白く対比させています。わかりやすいです。思わずクスッと笑えるネタですね。

こうした対比キャンペーンはいたるところで展開されています。以前ＪＲ九州の旅キャンペーンがこの方式を採用していました。鹿児島の温泉地「霧島」と「指宿」対決です。「山」にするか「海」にするかを問うているのです。

不思議なもので人間ここまで比較して出されるとどちらも経験してみたくなる生き物

です。いかに消費者の購買意欲を高めるか？の視点からこの対決型（ＶＳ）は有効です。山VS海、アウトドアVSインドア、洋風VS和風、スポーツ車VS高級車、野球VSサッカー、マラソンVSウォーキング、日本茶VSコーヒー、挙げればきりがありません。それほど人間はＶＳ方式に惹かれるのです。勝負事が好きなのです。（多少男女の違いはあっても…）

皆さんも営業現場、社内における会議、スピーチなど一部分でもいいです。この対比させた話題を盛り込むだけで相手の関心を惹きつけることができます。まずはお試しあれ！

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