※サントリーさんの「Webクイズキャンペーン」から写真をお借りしています。
今回の事例は、同社の健康サプリについてのキャンペーン写真です。この手法実に秀逸です。モデルさんの中に一人だけ20歳年上の人が隠れています。その人を当てるクイズです。
「クイズ」形式というのは、周囲の注目を集める絶好の手法なのです。人間は
習性があるからです。皆さんも質問のうまい人には親近感を抱きませんか?このクイズに答えていったその先にあるのは
「お試しキャンペーン」
そろそろ年齢を感じ始めている世代なら「一度は試してみるか」という気持ちになって不思議ではありません。さすがですね~じつにうまい。皆さんもこのクイズ形式、自社の商品でも、自社の業界でもいいです。取り入れてみませんか?
「へ~っ、そうなの」
と思ってくれるような題材でいいです。
「お客さんはこんなことぐらい知っているだろう」
と難しく考える必要はありません。人はもともと興味を持っている分野か自分の専門分野、得意分野でない限りほとんどご存じない…、そう思います。
さて、いつもながら、この企業の宣伝上手というか、魅せ方の秀逸さを感じます。これまで数々のヒット作を世に出してきました。私の記憶をたどってみるとウィスキー部門だけでも
などが記憶に残っています。文字通り大人を酔わせる名作ぞろいでした。
松田聖子の歌で有名になった缶ビールの「ぺんぎん」シリーズ。実に泣かせるCMでした。また、缶コーヒーBOSSの宇宙人ジョーンズシリーズもまだまだ健在ですね。以前広告雑誌か何かで目にしたことがあるのですが、同社は広告会社に丸投げするのではなく宣伝部がかなり制作に関わって作っているのだとか。その機動力に感心させられます。
CMに対するこだわり、商品に対するこだわり、消費者の評価に対するこだわり。こうした姿勢が次々とヒットを飛ばしている所以でしょう。