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漫画化家道コラム
第34話:質問力を高め良い結果を導き出す

こちらの意図したことをキチンと伝えるには料理や研究などと同じで、
底辺に共通のスキル、レシピが存在すると基本編でお伝えしました。

今回のコラムでは「テクニック編」の第4回目としてお届けします。
気軽にお読みください。

質問話法

コミュニケーションの訳にはいろいろあるようですが、
私がもっともしっくり来たのが

気持ち・意見などを、言葉などを通じて相手に伝えること

でした。

もちろんこれには相互の伝え合いも含まれています。
人と人の心のやり取りがあってはじめてコミュニケーションは成り立っています。

しかし、コトバでわかってはいても
ついつい自分の方からの情報発信が主となりがち。
そこで私が心掛けているのが

 

質問すること

です。

人には問いかけられると答えを探そうとする習性があります。
つまり相手に考えさせる効果があるのですね。

相手に考えさせる

この時点で相手との会話が拡散、発展する可能性が高まります。
なぜなら自分の意見と相手の意見が合わさるから
化学反応が起こるのです。

化学反応は誰とでも起こることはありません。
その問題や話題にそもそも関心を持っている人、
物事を常に深く考えるタイプの人
であればあるだけ話が早いわけです。

その前提をクリアしているかどうかのバロメータが

「質問」

なのです。

私が質問話法を展開するうえで、気をつけていることとして

自らの内情を暴露する

を心掛けています。これで一気にハードルや敷居が下がります。
共感を得ることができます。

人は自分のことばかりをガンガン話してくるタイプの人との
会話は苦痛以外の何ものでもありません。
でも、こちらのことを引き出してくれる人には好感を持ちます。

ただ、一つだけ注意したいのが

質問のリズム

ですね。

「何々はどうやったんですか?」
「これをやろうと思われたキッカケは何ですか?」
「実行するうえでの障害は何でしたか?」

といった質問を立て続けにやってしまうと、
それが詰問へと変わってしまいます。

やはり、ここでも会話が交互にバランスよく流れていく
ことが重要なんですね。

 

リズミカル法

次にお伝えするテクニックは
語呂合わせ、同語の反復、擬音
の3つです。名付けてリズミカルコミュニケーション法

 

【語呂合わせ】

語呂合わせはダジャレに近いものがありますが、
このテクニックは頭に残りやすいです。

皆さんは、学生の頃、こんな経験ありませんでしたか?

「√2→1.41421356」…ひとよ・ひとよに・ひとみごろ
「√3→1.7320508」…ひとなみに・おごれや
「√5→2.2360679」…ふじさんろく・おうむなく

といった覚え方。

これ、ずっと残っていますよね。これを活用するのです。

他にも

1122(いい夫婦)
4129(良い肉)
0930(奥さま)
1254(引っ越し)
8814(早いよタクシー)

など数字を当てたものが多いです。ちなみに当社の電話番号は
5410-5329(こよいはコミック)
です。

相手に伝えたいことを数字や言葉のイントネーション、
あるいはダジャレに被せて伝える。
そうすることで相手の耳に頭に長く残ります。

 

【同義語の反復】

次は同語の反復です。まさに同じ言葉を繰り返すことで
「これは重要なのだ」と印象付けられる効果があります。

元プロレスラーがテレビなどで連呼していた

 

気合いだ、気合いだ、気合いだ~
が代表的ですね。オリンピックなどの中継でも

北島、来た、来た、来た
という連呼も印象に残っています。

選挙でも候補者が名前の連呼をしますが、
これはれっきとした効果が見込めるからやっています。

「うるさいなぁ~」

と思いつつ、いつしか名前が刷り込まれていく・・・
というわけですね。

実際、連呼をしていた候補者には絶対投票しないか?
というとそうではありませんね。
皆がやっていることですから・・・

同語の反復として他にも

半額~半額~
持ってけ、持ってけ
好きなものは好きなんだから
お姉ちゃんはお姉ちゃんのままでいて…

いろんな使い方が考えられます。

 

【擬音】

次は「擬音」です。
この擬音はそれこそマンガでよく使われています。

物音一つしない場面で「シーン」
主人公がショックを受けたときに「ガーン」
強烈なキャラクターの登場シーンでは「ザワザワ」

などその状況や感情を表現する擬音語や擬態語
が良く使われます。

他にも

バキューン、ガッチャ~ン、ウヒョ~、シーン、ガラ~ン etc.
短い言葉の繰り返し、ハラハラ、どきどき、しゃきしゃき、ゾロゾロ、シクシク
などいろいろありますね。では、なぜこうした擬音が使われるのでしょう。

マンガで擬音語や擬態語を多く使うと、臨場感が出る

のです。ドラマがより盛り上がるわけですね。

絵とせりふだけでなく、状況や感情を表すオノマトペが加わることで、
読者はマンガの世界をよりリアルにイメージできるようになるのです。

 

さて、今回の漫画化家道コラム、いかがでしたか?
人に自らの真意を伝えるためにはかなりの努力が必要
と感じられるかもしれませんが、

そのヒントは映画やテレビドラマ、マンガの世界に満ち溢れています。
皆さんもぜひ参考になさってください。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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