今週の漫画化家は見た!シリーズ、テーマは
つまり、二つの境目についてです。「演出」とは、
一方、「やらせ」とは、そもそもなかったことをあるように見せること
この問題はバラエティ番組等でしばしば批判のやり玉にあがり、物議を醸してきました。
では、演出と言ってもどこまで許容されるのでしょうか?
今回の事例写真、「やらせ」でしょうか、「演出」でしょうか。
左の写真は杉山愛選手の母親が59歳の時のもの。右の大きな写真は70代になった現在のもの。
まるで別人ですね。広告としての使い方、実にうまいです。
これ、やらせではありませんね。なぜなら事実だった写真を比較しているだけだから・・・
これを別人にすり替える、あるいは本人だけれども画像処理してわざとシワを無くす。
これは「やらせ」「偽造」になってしまいます。
どうやらこの演出の巧みさは
にあるようです。
このチラシでは母親が屋外の試合でコーチとして娘に同行した際の写真を使っているわけです。
(他にもっといい写真もあったはずですが…)
まったく生活環境が今と違うわけですね。だからといって“ニセモノ”ではない。
このようなビフォー・アフターの段差を利用した演出法はかなり多く見られます。
特に多いのが「美容」「リフォーム」業界。
リフォーム前の写真はあえて暗めのしかもスマホで撮影した写真。
アフターはプロのカメラマンが撮影し、広角レンズで広々とした空間を捉えています。
さらにビフォーは小さなサイズ、アフターはドーンとデカいサイズ。
まさに演出とはこうやるんだよ!と言わんばかりのテクニックです。
まあ、この境界線、なかなか難しいところではありますが、やらせは×、演出は〇。
いずれにしてもどう対比を際立たせるかに気配りをして行きたいものです。
皆さんの身近なところにもこの「ビフォー・アフター」の素材がきっとあるはず。
自社の格好のPR材料になるはずです。ぜひ探してみてください。