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漫画化家道コラム
第1話:ブランディング

このたび、マンプロ鹿児島のホームページ全面リニューアルに伴って私、四元のコラムを発信することになりました。タイトルは「漫画化道コラム」。私の登録商標である“漫画化家”から名付けました。マンプロのコンセプトである「漫画による中小企業の支援を通じて鹿児島の活性化」を達成するために、これまでの広告業界40年の経験を生かした情報をお届けできればと思っております。

さて、記念の第1回目のテーマは

「ブランディング」

です。「ブランド化すれば知名度もアップする」、「商品が売れる」、「価格主導権を握れる」などそのメリットがささやかれています。これは本当です。しっかりとセオリーに則って進めれば・・・の注釈付きで。

しかし、そのブランドってよく耳にはするものの具体的に何?と聞かれると説明に窮することも多いキーワードです。語源は「自分の家畜と他人の家畜を間違えないよう、焼き印を胴体に押して区別していたことから、「銘柄」「商標」を「Brand(ブランド)」と言うようになった。」と言われます。

また、著名なマーケティング専門家であるフィリップ・コトラーは、「個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ」と定義づけています。一言でいえば

「他者との違い」

といったところでしょうか。そういう意味で私も自分自身のブランド化に取り組み始めました。「パーソナルブランディング」です。最初に取り組んだのが

「帽子をかぶる」

です。はじめは漫画を主力とした自分の仕事柄“ベレー帽”にしました。しかし、これがどうもしっくりこない。頭の形が悪いのか、顔の輪郭に釣り合わないのか、自分でも笑っちゃうぐらいな感覚でした。それで次に着けたのが「ハンチング帽」です。これなら何となく自分自身もしっくりきました。

しかし、周囲はそうではなかったのです。いきなり帽子をかぶり始めた(始まりはすべてがいきなりなのですが…)ものだから、会った瞬間の戸惑いにも似た相手のリアクションにこちらも恥ずかしさを覚えました。特に高校の同級生女子の反応がすごかったです。いきなりゲラゲラ笑うのです。2回目会った時も3回目会った時も・・・

これはきっと「違和感」というやつです。これまでと異なるシチュエーションに人間は慣れていないのです。もともと人間という生き物は「保守的」。同じような店で、同じような人と、同じような酒と食事を楽しむ。

きっと彼女も今までと違う格好の私を見てそのギャップに大きく反応したのでしょう。「そこまで笑わなくてもいいじゃないか…」と言ったのですが、「ごめん、ごめん」と言いながらまた笑うのです。

その彼女が5回目ぐらいから笑わなくなりました。これこそが「慣れ」というやつでしょう。自然に溶け込む感じです。帽子をかぶり始めて1年半、今では「帽子をかぶっているのが当たり前」になり、友人たちも「サマになってきたね」と言ってくれます。もうこれが当たり前です。

これと同時に私のブランディングが「スリムタイプでかつホワイト系のパンツを履くこと」と、「上下のコーディネートにこだわる」です。間違いなくこれで若く見えます。ホワイトという色が持つ清潔感、透明感がそうさせるのでしょう。皆さんもお試しあれ!

では、なぜ私が若々しさを醸し出すことが必要なのか?それは、新しい時代のコンテンツとして注目されている“マンガ”を扱っている、若手作家に囲まれている・・・などの理由からです。地味な服装、地味な語り口、スローな動き、こうしたイメージの60半ばを過ぎたオジサンに、時代の先端を行く仕事を誰だって頼みたいとは思わないでしょう。もちろん若作りには『カラダづくり』も大いに関係してきます。その辺のことはまた次に譲るとして、

ひるがえって、皆さんの会社ではどうでしょう。「若々しい会社と思われたい」「活気のある会社と思われたい」「頼りがいのある会社と思われたい」それぞれ希望があるでしょう。それに向かって具体的な行動を起こしておられるでしょうか?「こんな会社に仕事を頼みたい!」と思っていただけるようなイメージづくりをなさっているでしょうか?

意外と「外見ではなく、中身が大事」と言ってはばからない経営者の方もいらっしゃるのでは?これは、あくまでも私の私見ですが、特に製造業をはじめとした「腕に覚えのある職種」の方に多いような気がします。そのような方から発せられる言葉が

「商品さえ良ければ売れる」
「技術はどこにも負けない」
「使ってもらえれば良さがわかる」

というものです。たしかに素晴らしい商品、技術であることに間違いはないでしょう。しかし、そのことが本当にお客様、消費者に伝わっていますか?が重要なのです。せっかくのいい商品も、素晴らしい技術も

相手に伝わらなければ存在しないのと同じ

なのです。そこで考えたいのが

“ブランディング”

お客様に「この会社ってこんな会社なんだよね」という強烈な願いを込めたイメージづくり。その要素には私の帽子や若作りファッションの比ではない多くの要素があります。

・社員の立ち居振る舞い、身だしなみ
・建物の外観や社内の清掃状況
・社長の服装、言動
・社外に発信するツール(封筒や名刺やカタログなど)

中でも、最近ブランディングに欠かせないツールが「ホームページ」をはじめとしたITツール。会社のイメージを伝える手段として最も重視したいコンテンツと言えますが、ただあるだけの状態になってしまっている企業も多いのではないでしょうか?

「明るくて元気な社風の会社です」

と謳っておきながら、暗い表情の社長の写真と杓子定規な挨拶文、しかも元気そうな社員の顔が全く出てこないページ、これではブランディングどころの騒ぎではありません。

こうしたツール一つ一つに精魂込めて、神経を行き渡らせてこそ「ブランディング」は作られていきます。また、ブランディングは一過性のものではありません。常にブラッシュアップして進化し続けなければいつしか錆びついてしまいます。あなたの会社はこうした取り組みを営々となさっているでしょうか?

マンガプロジェクト鹿児島は、あなたの企業のブランディング確立のお手伝いをします。
https://kagoshima-manga.com/

漫画化家とは!?
なんでもマンガにする専門家。
世の中にたくさんあるプロフェッショナル、芸術家、格闘家、美食家…そして私は『漫画化』のプロの『漫画化家』
分かりにくい、伝わりにくい事をマンガにしていきます。
商標登録も取っています!!