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第51話:オリジナルの四文字熟語でパワーアップ

昔から日本人が慣れ親しんだものに

四文字熟語

があります。私も好んでよく使います。好きな四文字熟語、挙げればキリがありませんが
・初志貫徹
・徹頭徹尾
・縦横無尽
・森羅万象
・合縁奇縁
・妙手独歩
・晴耕雨読
・前途洋々
・千戴一隅
・臨機応変
・心頭滅却
・因果応報 etc.

いい意味で使われるものを挙げましたが、おそらく何百と言えるような四文字熟語が存在すると思います。
普段何気なく私も使っていますが、私たち日本人の生活に深く根差しているのはなぜでしょう。

■1日に3万5千回も決断している?

現代人に限らず、人は一日に約35,000回決断しているそうです。とても信じがたい数字ではありますが…

「今日の昼ご飯、何を食べようか」
「どんな服を着て行こうか」
「今日のネクタイの色はどれにしようか」
「通勤時間は何時にしようか」
「テレビ番組は何を見ようか」

買い物でも、

「こっちにしようかな、いやこっちかな?」

と、私たちは1日のうちにたくさんの決断をしています。

ケンブリッジ大学教授の研究によると、人は1日に最大3万5千回もの決断をしていると言われています。ホントかいな!と思ってしまいますが、それはともかく考えてみればたくさんの選択をしていることは間違いないですね。

実はこれが私たち現代人の頭を疲れさせていると言える所以です。

■「決断疲れ」がパフォーマンスを低下

身体を動かし続けていると疲労するのと同じように、決断の連続による頭の疲れで徐々にパフォーマンスが落ちていく、考えてみれば当たり前のことです。

だからこそ、無駄な決断をなるだけ減らして頭の中に「タメ」を作っておく必要があるのでしょう。元大リーガーのイチロー選手が朝起きて、食事して、球場に入ってゲームが始まるまでの行動をルーティン化、パターン化していたという話を聞いたことがあります。(朝食はカレーと決まっていたとか…)

また、ある経営者はスーツは黒、シャツは白、しかもメーカーは統一しているという事例もありました。要は、自分の頭を使う部分をどこに定めるか決めていたのです。

これも一種の決断疲れを防ぐ方法ですね。毎日やることが決まっているのですから、頭を疲れさせない。その分もっと別次元のところに頭を使えるわけです。これが、今回考えるショートカット思考です。

しかし、私はファッションにとても興味があるので、他の部分でこの方法を使うしかありませんが・・・

■ショートカットは時代の要請

このショートカット思考の最たるものが

四文字熟語

だと考えます。何か判断する際のモノサシが長すぎると面倒くさい、おっくうにつながってしまいます。そういう意味で四文字熟語は役に立ちそうです。

では、なぜ四文字熟語は日本社会に深く根差してきたのでしょう。それは

・覚えやすい
・対比
・響き(リズム)がいい

の3つがポイントです。短いから覚えやすい、これは先ほど述べた通りです。もう一つの「対比」は四文字の前半、後半が対語になっているものが多いことが覚えやすいにつながっています。

「徹頭徹尾」の頭と尻尾

「東奔西走」の東と西

のように。そして何となくリズム感がいい。短いからこそ記憶に残りやすいんですね。

さらにここで皆さんに四文字熟語のオリジナル版を作ってみることをおすすめします。私も一つ作りました。

過去肯定 現状不満 未来希望

です。過去に起こったことはすべて必然だと思って肯定する。しかし、現状これで満足していてはいけない。どこかに不足がないか考える。しかし、未来に対しては限りない希望、明るい未来を描く。これを言葉にしたものです。

■順番を間違えない

オリジナルの四文字熟語を作るに際して注意したいことがあります。それは

順番

です。よく製造工場などに行くと「安全第一」の標語が掲げられています。そしてその隣に「能率第一」もあったりします。そう、第一が二つ存在するのですね。

これでは働く人たちの頭の中では、ごく普通のなんら意識しない、ただの街中の看板と同じになってしまいます。つまり、何が一番大事という「戦略」が置き去りとなっています。何が第一で、何が第二なのか、順番をハッキリさせることが社員の意思統一、パワーアップにつながっていきます。ぜひ意識してみてください。

さて、今回のコラムいかがでしたか?30年前と比較して世の情報量が何十倍にも増えてしまった現在、できるだけ時間を効率よく使い、頭の中のハードディスクに「空き容量」を作っておくためにも、四文字熟語を活かす手があるかと思います。

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