天然記念物の鹿(シカ)が1,200頭を超えると言われる奈良市の公園をモチーフにしたポスターが今またネットで話題になっているとか…。その名も
これは、観光客は来てくれるけれど、宿泊が少ない現状を変えたい…。そんな思いで5年前に作られた観光協会のポスターです。
2019年にも一度火が付いたとのことですが、再度バズったんですね(出典先:奈良市観光協会)
3頭のシカが横断歩道を渡っています。道路には停止線があり、そこに書かれているのは「止まれ」ではなく「泊まれ」の文字。
ダジャレを使った命令口調で、奈良での宿泊を呼びかけています。同市では観光客の約1割しか宿泊しないそうで、それを逆手に取ったわけですね。
極端な効果はまだ出ていないようですが、それにしても、「ダジャレ」恐るべしです。
おやじギャグは化石となり小馬鹿にされる傾向がありましたが、
そんなわけで私ももっともっとおやじギャグに誇りをもって発信していこうと思います。
それはそれとして、宿泊客がさほど伸びていない現状、これはまだ単発な企画で終わっているからでしょう。
つまり、戦略・戦術面で言えばこのポスターは
分野。戦略として、どの年齢層、どの客層に向けて宿泊を増やしていくか、
あるいは観光メニューを開発していくか、
そしてそのターゲットにどのような「ベネフィット(便益)」を提供していくか、
という
分野を突き詰める必要がありそうです。
つまり、ガッツリ『マーケティング』の機能を加えていくということですね。
今後、旅館・ホテル協会や行政その他の関係先を巻き込んでプランニングされて、
目的を達成していかれることを楽しみにしています。