シリーズの第二弾。何の会社か、何をやっているのか一目瞭然の看板(ファサード)です。今時、かっこいい言葉、横文字の洒落た名前、こうしたものに惹かれる企業やお店も数多くありますが、それは、特定の超という字がつくほどのハイソサエティの人を相手に、常にマンツーマンで対応できるならそれもありでしょうが、しかし、その他大勢の一般のお客さんにとってそんなカッコいい言葉はなかなか相手に届きません。だって「自分には関係ない!」と思われたらそれで終わりですから・・・
その点、この社名は秀逸です。何をやる会社か一発でわかります。もちろん保険屋さんであることがわかるから秀逸ではなく、さらにその先の顧客の絞り込みまでもう既にこの看板で終わっているのです。つまり、
「保険って高いよなぁ」
「どこに保険頼んだって一緒でしょ」
「保険はわかりにくくて面倒くさい」
こんなことを考えている人をそのままターゲットにしているのです。その他のお客さんはいらない。何だかモヤモヤし、合点の行かない気持ちを抱えている人を呼び寄せている。実に分かりやすいターゲット設定です。
ネーミングというのは実に大きな役割を持っていて、「エイヤッ!」と勢いで決めるべきものでもないのです。ネーミングは大事です。
その昔、「モーニングフレッシュ(確かそうだったと記憶しています。)」という商品がありました。この商品が商品名(ネーミング)を変えたとたん、がぜん売れ出しました。その名は
「通勤快足」
です。通勤快速のパロディです。つまり、快適なソックス(靴下)をPRするためのネーミングです。名前ひとつで売り上げ向上、イメージ向上につながるのです。皆さんは自社の商品やサービスに魂を込めておられるでしょうか。わかりやすい、親しみやすいネーミングを施しておられるでしょうか?
マンガプロジェクト鹿児島では、面白いことを考える漫画家やシナリオライターが皆さんの商品やサービスのブランド力アップに力をお貸しします。
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