今回の見た!シリーズは「パロディ版」です。同社の社名「南国」を「南悟空(なんごくう)」にかけ合わせています。この語呂合わせは実にベタな手法ですが、しかし、依然として強いインパクトを与える手法でもあります。ポイントして
◎響き、イントネーションが良い
◎なじみが深い、どの世代でも知っている
◎その元となるもののイメージが良い
があります。
世の中でヒットした商品にはこうした「ダジャレ」を活用したものが数多くあります。代表的なものが男性用靴下の「通勤快足」です。この「通勤快足」は確か「フレッシュライフ」という品名だったように記憶しております。フレッシュライフは、聞いただけでは何の商品かわかりませんね。食品なのか、住宅用品なのか、衣類なのか。それに引き換え「通勤快足」はビジネスマンが満員電車に揺られて会社に着くころには足が蒸れて不快になった・・・そうした悩みを解決できる商品であることを連想させてくれます。このネーミングで売り上げが10倍に跳ね上がったとか・・・。
こうしたパロディ版のネーミングは
短い
ことがポイント。たった一言で表せることが重要です。探してみればダジャレを活用したネーミングは山ほどあります。またネーミングは「商品」だけのものではありません。サービスや企業内での取り組み、プロジェクト、キャンペーンなどにも展開が可能です。いわゆる標語もこの一種です。
人間は「面白い!」と感じたことに反応する生き物です。皆さんの企業ではネーミングに知恵を絞ってらっしゃるでしょうか?社員の心を一つにするために分かりやすい言葉を掲げておられるでしょうか?マンプロではこうしたネーミング制作のお手伝いも行っております。