前回の「漫画化家は見た!シリーズ」に引き続きネーミングの話題です。
ヒットするネーミングの多くは「ダジャレ」「パロディ」であることが多いです。JKからひんしゅくを買うおやじギャグの代表格ともいえる「ダジャレ」ですが、ヒット商品の根っこには必ずと言っていいほどこの「ダジャレ」が存在します。
事例の「カツオのことなら磯野家より知っている」
秀逸ですね~。ものの見事にアニメ「サザエさん」に乗っかっています。こうした有名な作品であればあるほど恩恵に預かることができます。今後は「枕崎カツオ」なるキャラクター、いや「枕崎ワカメ」らも加えたファミリーによる展開も考えられます。著作権の問題でどこまで許されるか?ですが、「カツオ」以外は枕崎特産品の擬人化なら問題ないでしょう。更なる展開を期待します。
実はこのイベント、メディアにもたびたび取り上げられた「昆鰹(婚活)プロジェクト」が発祥です。カツオの産地で有名な鹿児島県枕崎市の「鰹」と北海道稚内の「利尻昆布」で縁結びをやったイベントです。そしてまた、この婚活は縁結びの神様で有名な島根県の出雲大社で儀式を行ったのです。
そこから派生しているのが今回のこのポスター。遊び心満載ですね。
では、なぜパロディやダジャレは記憶に残るのでしょう。
もともと知名度がある、語呂合わせがいい、言葉の響きがいい・・・などが挙げられます。ネーミングは短く、その特徴を一言で言い表せることがポイントです。また、このネーミングは商品やサービスだけに用いるものでもありません。社員の皆さんのニックネームもそれに近いものがあります。こうした取り組みが社内の一体感を生み出します。皆さんの企業では、そうしたことを前提に商品やサービスに名前を付けておられるでしょうか?
マンプロではそうしたネーミングについてのご相談にもお応えしております。