ふるさとの偉人マンガシリーズ 奄美徳之島の天城町出身講道館九段「徳三宝物語」の制作を担当しました。
徳三宝は幼少期を徳之島で過ごしましたが、その体格の良さと負けん気の強さで向かうところ敵なしといった少年でした。
島を出た後、鹿児島の二中(現在の甲南高校)に進学し、そこで柔道の恩人と呼ぶべき教師に出会います。当初は剣道の道に進む予定でしたが恩師の強烈な勧誘により柔道の道へと進みます。しかし、生来の負けん気と郷土を思う心から暴行事件を起こすなどまさに波乱万丈な時代を生きた人物です。
明治から昭和の戦中に活躍した人であり、残っている資料も少ない中今回の作品作りに取り組みました。この作品では粗暴な面がある反面、両親への愛、きょうだいへの愛、仲間への愛にあふれた人物を描くとともに体だけではなく精神の修養にも目覚めていく過程を描きました。